ご両親が住まわれていた一軒家と、その娘さんご家族が住まわれていた

マンションを15年間という期間限定で住み替えるという計画になります。

娘さんご家族は、ご夫婦とそのお子さまが3人の5人構成です。
お子さまが成長される間は、ご実家である一軒家で

伸び伸びと暮らしたいというご依頼でした。

暮らし方も多種多様になり、様々な価値観があります。

ご依頼いただいた一軒家は築50年近くになる建物で、

途中何度か増改築を繰り返しながら大切に使われてきました。

娘さんが小さな頃から育ってこられた思い出の場所でもあることから、

昔の記憶も残しながら部分的に改修し、

新旧が入り混じった空間となりました。

改修にあたってのご要望は、お子さまとの時間を大切にできるよう、

家族みんなが集まれるライブラリーのようなリビングを作りたい、

ということでした。

家族構成や暮らし方の変化に対応すべく、既存の空間に2つの

グレーの収納BOXを設置しプランを再編集させていただきました。

1つ目のBOXはライブラリーやお子さまのお知らせのプリント、

携帯電話などの充電スペースを集約させた「情報量としての収納BOX」

としました。

2つ目のBOXはパントリーやクロークを拡張した「物量としての収納BOX」

としました。

その他にも、トイレや浴室の改修、サッシの断熱化、漆喰の塗り直し、

デッキやオーニングによる屋外との快適化など、機能的な部分を

重点的に改修させていただきました。

お施主さまによる塗装や収納棚DIYもあり、

愛着ある家に仕上がったと思います。

これからの新たな暮らしが豊かになることを願います。

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■設計・監理：atelier niki 

■施工：JiJi

​■ペイントサポート：KifuL